自分に合った歯磨き粉の選び方|小田急相模原の歯医者「松が枝町歯科クリニック」の医院ブログ

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自分に合った歯磨き粉の選び方

 

いざ歯磨き粉を買おうとすると、あまりの種類の多さにどれを選べばよいのかわからなくなることはありませんか?昔に比べてお口の中の健康意識や美意識が高くなったこともあり、歯磨き剤も色々な種類が店頭に並んでおり、歯科専売のものやネット通販のものを合わせると、何を選べばよいのかわからなくなってしまうこともあるでしょう。

今回は、ご自分に合った歯磨き剤の選び方についてご説明します。歯磨き剤選びに迷っている方は、是非参考にしてみて下さい。

 

■歯磨き剤の種類について

歯磨き剤には大きく分けて2つに分類されます。ひとつは基本成分のみで作られている「化粧品」、もうひとつは薬用成分が含まれている「医薬部外品」です。

虫歯予防や歯周病対策など、今国内で販売されているほとんどの歯磨き粉は「医薬部外品」に分類されるものです。

 

■歯磨き剤の効果と役割について

では歯磨き剤の効果についてご紹介しましょう。

 

・虫歯予防・・・虫歯予防で最も効果的なものは、フッ素の入っている歯磨き剤です。フッ素には虫歯を予防するだけでなく、虫歯菌の活動を抑制、歯の再石灰化の促進そして歯質を強くする効果があります。フッ素入りの歯磨き剤で毎日の歯磨きを行うことで、虫歯を予防する効果が期待できます。

 

・歯肉炎、歯周病予防・・・虫歯よりも歯を失う可能性が高い歯周病対策用の歯磨き剤には、殺菌作用成分が含まれています。歯ぐきの腫れや出血などにお悩みの方には、このような成分が含まれている歯磨き剤を選ぶとよいでしょう。

 

・ステイン除去・・・ステインとは、日常の飲食による着色汚れです。ポリリン酸やシリカなど、ステイン除去成分が含まれている歯磨き剤を使うことで歯に付いたステインを落としやすくします。

なお「ホワイトニング効果」と表記のある歯磨き剤ですが、本当の意味のホワイトニングとは、過酸化水素や過酸化尿素などを使用した施術や歯磨き剤です。日本では過酸化物を配合した歯磨き剤は未承認のため、ホワイトニングと表記があってもホワイトニングを行ったような効果が得られるわけではありませんので注意してください。

 

・知覚過敏予防・・・知覚過敏とは、歯の内部の象牙質に刺激が加わることで起こる症状です。歯磨きや冷たいものなどで歯がキーンとしみることがある場合は、知覚過敏の症状が疑われます。硝酸カリウムや乳酸アルミニウムなどの成分が含まれた歯磨き剤は、このような外からの刺激を一時的にバリアしてくれる効果があります。

知覚過敏にお悩みの方は、このような成分を含んだ歯磨き剤を選ぶとよいでしょう。

 

また歯磨き剤には歯磨きペースト、ジェル、液体などの形状があり、味も様々です。

歯磨き選びの際、このような点も考慮してみて下さい。

 

■自分の症状に合った歯磨き剤を選びましょう

市販品や歯科専売のもの、通信販売などを合わせると、本当に多種多様な歯磨き剤が販売されています。大切なことは、ご自身の歯や口腔内の状態に応じた歯磨き剤を選び、汚れやプラークをきちんと落とすことです。

また年齢によっても適した歯磨き剤は変わってきます。どんな種類の歯磨き剤を選べばよいのか迷う場合は、かかりつけの歯科医院で気軽に尋ねてみて下さい。