適切な歯磨きをする頻度とは|小田急相模原の歯医者「松が枝町歯科クリニック」の医院ブログ

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適切な歯磨きをする頻度とは

 

歯の健康を守るのは、毎日の歯磨きです。ところで歯磨きは一日何度行うべきなのか迷うことはありませんか?今回は毎日の歯磨きの適切な回数についてお話を進めてまいります。

 

■理想の歯磨きの回数は一日5回・・・?

理想の歯磨きの回数は、毎食後と起床後、そして就寝前の計5回です。

食後は食べかすが歯や歯の間に残っており、そのまま放置するとやがてプラークとなり虫歯や歯周病を引き起こしてしまいます。そのため食後には歯を磨き、お口のなかに残る食べかすをきれいに取り除く必要があります。

 

しかしこれはあくまで理想であり、なかなか3食後毎にきちんと歯磨きができない場合もあるでしょう。特に昼は仕事などの関係で磨けないこともあるかもしれません。

可能であれば毎食後に歯磨きを行うことが理想ですが、食後の歯磨きができなかったことが即座に虫歯などに繋がるとは言い切れないでしょう。

 

食後の歯磨き以上に大切なことは、就寝前の歯磨きです。

就寝中は唾液の分泌量が減るため、お口の中の細菌が増殖しやすい環境になります。唾液には大切な働きがたくさんありますが、その中のひとつに細菌を洗い流す働きを持ち合わせています。日中は食事を行うことで唾液が分泌されますが、就寝中は唾液の分泌が減るために、細菌が爆発的に増えてしまいます。

就寝中の細菌の活動を少しでも抑制するためには、寝る前の歯磨きをしっかりと行い、お口の中の細菌を減らしておくことです。

この時、歯ブラシだけでは歯と歯の間に残っている汚れをすべて掻き出すことは難しいため、デンタルフロスを使うようにして下さい。フロスを使うのと使わないのとでは、プラークの作られ方が大きく異なります。歯間部は虫歯になりやすい部位ですが、これは歯と歯の間に残っている食べかすを取り除けていないことが原因です。

歯と歯のすき間が広い部位は、歯間ブラシを使って掻き出すのもおすすめです。

就寝前の歯磨きを丁寧に行い、細菌を減らしておくことがとても大切です。

 

それでも就寝中にお口の中の細菌は増殖します。そのため起床後のお口の中は一日の中で最も不潔な状態となっています。この状態で朝食を摂ってしまうのではなく、起床後すぐにうがいを行い、お口のなかをすっきりさせるようにして下さい。

 

■歯ブラシにプラスするアイテムとは

理想の歯磨き回数は毎食後と起床後、そして就寝前です。

その中でも最も重要な歯磨きは就寝前で、一日の汚れをこの時に全て落としきるようにしなければいけません。先ほども触れましたが、歯ブラシだけですべての汚れを取り除くことは不可能に近いと言えます。というのも、歯と歯の間の汚れは歯ブラシの毛先が入り込まないからです。

就寝前の歯磨きに必ず取り入れたいのが、デンタルフロスです。フロスは歯と歯の間の汚れを確実に取り除くことができるため、プラーク化することを抑えてくれます。

特に歯並びの悪い方は、虫歯や歯周病リスクが高くなるため、必ずフロスを使って汚れを落とすようにして下さい。

歯間ブラシもお勧めですが、歯と歯のすき間が狭い場合は通りません。無理に通すと、歯ぐきを傷つける恐れがあるため、歯間ブラシが入る部位に使うようにして下さい。

 

■就寝前の歯磨きをしっかりと行い、お口の中の健康を保ちましょう

歯磨きの適切な回数についてお話をいたしました。

理想は毎食後ですが、それ以上に重要なことは就寝前の歯磨きです。またデンタルフロスを必ず使うようにして、お口の中のトラブルを防ぐように心がけましょう。